SpamAssassin をご利用のお客さまへ
SpamAssassin(迷惑メール対策フィルタ)にて、2010年 1月以降に受信したメールが全てスコアが2~3ポイント加算され、スパムと判定されやすくなるという不具合が確認されています。
この不具合は、SpamAssassin の【FH_DATE_PAST_20XX】というルールにより、メールヘッダの日付が 2010~2099年の範囲であった場合にポイントが加算されることが原因となっています。
Red Hat Enterprise Server では rpm により SpamAssassin がインストールされていますが、この不具合は自動アップデートでは修正されませんので、お客さまでの対応をお願いいたします。
対処方法は、下記(1)(2)のいずれかです。
(1) sa-update を実行し、ルールセットの更新を行う。
SpamAssassin3.1 系以降のバージョンでは、sa-update によりスパム判定を行うルールセットを最新の状態に更新することができます。
◆RHEL ES4 およびRHEL5 では、以下のように実行することでルールセットの更新が可能です。
/usr/bin/sa-update
/etc/init.d/spamassassin condrestart
取得したルールは、それぞれ下記ディレクトリに保存されます。
RHEL ES4:/var/lib/spamassassin/3.002004/
RHEL5 :/var/lib/spamassassin/3.001009/
※【FH_DATE_PAST_20XX】以外でも、ルールが変更となっているものがあれば、すべて最新の状態となります。ルールの更新により、【FH_DATE_PAST_20XX】は 2020~2099年の範囲である場合にポイントが加算されるようになります。
取得したルールを取り消したい場合は、上記ディレクトリを削除し、SpamAssassin 再起動を実施することでデフォルト状態に戻すことができます。
新しいスパムに対応するためルールセットは随時更新されていますので、定期的に sa-update を実行することが推奨されています。
ただし、新しいルールにより不具合が発生する可能性もございますので、sa-update 実施前は /var/lib/spamassassin/ 以下のバックアップ実施が推奨されます。
(2) /etc/mail/spamassassin/local.cf に以下記述を追加し、【FH_DATE_PAST_20XX】の判定を無効とする。
score FH_DATE_PAST_20XX 0.0
記述追加後、SpamAssassin再起動で設定が反映されます。
/etc/init.d/spamassassin restart
【参考URL】
The Apache SpamAssassin Project
日本SpamAssassin ユーザ会