レッドハット ソフトウェアまたはサービスのインストール、実行または使用前に、このレッドハット サブスクリプションサービス契約 (「本契約」) をよくお読みください。レッドハット ソフトウェアまたはサービスをインストール、実行または使用することにより、お客様はこの契約に同意したものとみなされます。お客様がある団体の代理として行動している場合、お客様はその団体の代理として本契約を締結する権限を持っていることを表明します。本契約の条件に同意されない場合は、レッドハット ソフトウェアおよび/あるいはサービスをインストール、実行または使用しないでください。

本契約は、Red Hat, Inc. (「レッドハット」) と、ポータルでの使用を目的としてサービス プロバイダーからレッドハット サブスクリプションサービスを購入した個人または団体 (「お客様」または「あなた」) の間のものです。

  1. 背景と定義。
    1. 1.1 定義。
      「インスタンス」とは、お客様またはサービスプロバイダーが本ソフトウェアの全部または一部をインストールまたは実行する仮想システムまたは物理システムを意味します。「ポータル」とは、お客様が本ソフトウェアおよび本サービスへのアクセスを購入および/あるいは受け取る、サービス プロバイダーのオンラインポータルを意味します。「本ソフトウェア」とは、それぞれの場合において、レッドハットが提供しており、お客様がレッドハットから直接またはサービス プロバイダーあるいは別の第三者を介して、バイナリまたはソース コード形式のいずれかで取得した、レッドハットブランドのソフトウェアおよびその修正、追加および強化全てを意味します。「本サービス」とは、利用可能な場合には、レッドハットが提供しサービス プロバイダーにより引き渡される、本ソフトウェアのアップデート、アップグレード、修正、イメージ、セキュリティ上の勧告を意味します。「サービス プロバイダー」とは、お客様による本ソフトウェアおよび本サービスへのアクセスが行われるポータルを運営する、レッドハット認定の第三者を意味します。「サブスクリプションサービス」とは、お客様からサービス プロバイダーから特定の期間に限り入手可能となるレッドハットの本ソフトウェアおよび本サービスを指します。
    2. 1.2 契約の背景。
      お客様は、ポータルでの使用を目的として、サービス プロバイダーからレッドハット サブスクリプションサービスへのアクセス権を購入されました。本契約は、お客様とサービス プロバイダーの間の契約に含まれる条項に加え、お客様によるポータル内での使用に関してレッドハットがお客様へ当該サブスクリプションサービスを提供するにあたっての契約条件を構成します。レッドハットは、(a) サービス プロバイダーの行動、(b) サービス プロバイダーの提供する追加の義務、条件または保証、あるいは (c) お客様とサービス プロバイダーの間の契約においてサービス プロバイダーが提供する製品および/あるいはサービス(ポータル上での本ソフトウェアまたは本サービスの停止、不提供またはアクセスを含む)に対して、責任を負いません。サポートにおける知識・経験等を深めるため、レッドハットとサービス プロバイダーはポータル上でのお客様へのサブスクリプションサービスに関する問題につき協力することがあり、かかる目的のためにレッドハットがサービス プロバイダーとお客様のサブスクリプションサービスとその関連情報につき協議を行うことにお客様は同意します。
  2. サービス条件
    1. 2.1 本ソフトウェアヘのアクセスと本サービス。
      ポータルでの使用を目的としてサービス プロバイダーから購入した各インスタンスに対し、お客様はサブスクリプションサービスへのアクセス権を受け取ります。サブスクリプションサービスは、ポータル内でのお客様の便益および使用のためにのみ提供されます。サポート サービスが提供される場合は、サービス プロバイダーによって提供され、レッドハットはお客様に対して本契約においていかなる直接的な技術支援またはその他のサポート サービスも提供しないものとします。
    2. 2.2 購入要件。
      第6条に規定された本契約の期間中においてお客様は、(i)サービス プロバイダーから、もしくは(ii)レッドハットまたはレッドハット認定ビジネス パートナーから、各々のインスタンスに対して本サービスを購入する必要があります。ポータルの内外のいずれかで、レッドハットのソフトウェアまたはレッドハット以外のソフトウェアのインスタンス(料金が支払われたサブスクリプションに基づき取得されたインスタンスを除きます)をサポートまたは維持するために本サービスを使用される場合、このようなの使用をレッドハットに通知し、かかる使用について、レッドハットに対して、公表されているソフトウェア ・ サブスクリプション標準料金(例えばhttps://www.redhat.com/wapps/store/catalog.html)を支払う必要があります。レッドハット エンタープライズ契約の条項のコピーは www.redhat.com/licenses に記載されています。サブスクリプションサービス (どの部分であるかを問わない) をポータル外の第三者に配布することや、該当する料金を支払わずに、第三者をサポートするためにサブスクリプションサービスを使用することは、個々のソフトウェアパッケージに対して適用されるオープンソース ライセンスによってお客様に当該パッケージの配布権が付与される場合であっても、本契約に対する重大な違反となります。また、本契約は個々のライセンスにおけるお客様の権利を妨げることを意図するものではありません。本契約は、ポータル外での使用を目的としてレッドハットから直接購入された本ソフトウェアのサブスクリプションには適用されません。また、レッドハット クラウドアクセスプログラム(http://www.redhat.com/solutions/cloud/access/enroll.html に規定) との併用に対しても適用されません。レッドハットのクラウドアクセスプログラムは、お客様がレッドハットから購入された本ソフトウェアのサブスクリプションをサービス プロバイダーのポータル上で使用するために移動させるための方法です。
  3. ライセンス
    本ソフトウェアの使用に対しては、https://www.redhat.com/licenses/eulas/ に掲載されている、該当するエンドユーザー ライセンス契約の定めが適用されます。本契約の下では、明示あるいは黙示を問わず、(i) レッドハットまたは関連会社の商号、サービスマークまたは商標の使用、または (ii) レッドハットまたは関連会社の商標を使用した本ソフトウェアの配布に対して、いかなる権利も提供されません。
  4. サービス プロバイダー固有のサービス。
    サービス プロバイダーは、米国人従業員のみによる本サービスの提供、特定の規制や制度またはサービス プロバイダー固有のその他の義務への準拠など、ポータルに関連する特定のサービスや保護(「サービス プロバイダー提供品」)を提供することがあります。レッドハットが別途書面にて同意した場合を除き、サブスクリプションサービスは当該サービス プロバイダー提供品についての契約条件下では提供されず、サービス プロバイダー提供品はいかなるものもサービス プロバイダーまたはポータルに関連するものでありレッドハットの本ソフトウェアおよび/または本サービスに関連するものではありません。
  5. 秘密保持
    1. 5.1. 義務。
      本契約期間中、両当事者は、以下のことに合意します。(i)本機密情報が本契約の条項のみに従って使用されること、(ii) 各当事者が自己の秘密情報を保護するのと同程度の注意(ただし、いかなる場合においても、合理的な注意を下回らないものとする)を払うこと、(iii) 本機密情報は、当該情報を知る必要のある従業員、取締役、代理人及び請負人、並びに、当事者の会計監査人及び弁護士のうち、当該情報について秘密保持義務(本契約に定める内容と同一もしくはそれ以上とする)を書面にて負っている者のみに対して開示することができること。両当事者は、それぞれの本機密情報につき、それが最初に開示された日から2年間、秘密保持義務が存在することに合意します。「本機密情報」とは、本契約期間中に Red Hat またはお客様(以下「情報開示者」という。)が他方当事者(以下「情報受領者」という。)に対し開示する情報であって、(i) 秘密と表示されたもの、または、(ii) 開示時に秘密である旨が告知された上で口頭にて開示され、その後30日以内に、秘密である旨が表示された書面に記載されて情報受領者へ送付されたもの、すべてを意味します。
    2. 5.2 例外。
      本機密情報には以下の情報は含まれません。(i) 本契約に違反することなく公知となっているか公知となった情報、または情報開示者が秘密保持義務を課すことなく開示した情報、(ii) 情報開示者による開示時に、情報受領者が既に知っていた情報、(iii) 本機密情報を使用することなく、情報受領者が独自に作成した情報、(iv) 情報を開示する適法な権利を有する情報源から、制限なくして、情報受領者が適法に知るに至った若しくは入手した情報、(v) 一般に知られているか、情報受領者が所属する業界において通常の技量を持つ者が容易に確かめ得る情報、または、(vi) オープン・ソース・ライセンスに基づきライセンスされたオブジェクトコード若しくはソースコードの形式のソフトウエア・コード。情報受領者は、適用可能な法律に基づく開示命令が情報受領者に対して行われた場合、かかる命令に従うことができますが、合理的に実施可能であり法律または規制の定めに違反しない場合は、かかる開示命令について情報開示者へ事前に通知するものとします。
  6. 有効期間、報告および検査。
    本契約の有効期間は、お客様が本契約に同意した日付またはお客様がポータルでのサブスクリプションサービスへのアクセスを最初に取得した日付のいずれか早い方に開始し、ポータルでのサブスクリプションサービスへのアクセスが(第 12 条に従い)可能となっている期間継続します。各当事者は、相手方が本契約への違反を行い、その違反是正の勧告を相手方に対して書面にて行った日から 10 日以内に相手方がかかる違反を是正しない場合、本契約を終了させることができます。ただし、お客様がサブスクリプションサービスへのアクセスを終了させるためにはお客様はサービス プロバイダーに対して何らかの付加的義務を負うことがありえ、本契約の定めはかかるアクセスが終了するまで適用されるものとします。本契約の期間中およびその後 1 年間、レッドハットまたはその指定された代理人は、お客様による本契の遵守を確認するため、お客様の施設および記録を検査およびレビューすることができるものとします。違反が認められた場合、レッドハットはお客様に書面による通知を行い、お客様はこの通知が送られてから 15 日以内に、請求された金額をレッドハットに支払うものとします。 お客様は、サブスクリプションサービスに関する利用情報をレッドハットがサービス プロバイダーから受領することを認識しており、これに同意します。
  7. 責任の制限と損害の免責事項
    1. 7.1 責任の制限。
      いかなる場合または状況においても、本契約の下でのレッドハットとその関連会社の総合および累積責任は、作為による場合もしくは不作為による場合であっても、訴因の形式に関係なく、また、契約、不法行為(過失を含む)、制定法その他に定められているかを問わず、直接損害に制限され、かつ、本契約に基づく責任の原因となる事象が最初に生じた直前の12 カ月間に、本契約の下に提供されたレッドハットサービスに起因してサービス プロバイダー (上記第 1.2 節で定義)に支払われた金額(かかる責任に関してお客様がサービスプロバイダーから回収可能な金額を差し引きます) を超えることはありません。
    2. 7.2 損害の免責事項。本契約の別段の定めにかかわらず、いかなる場合においても、レッドハットとその関連会社は、不法行為、契約行為、その他のいずれによるかを問わず、付随的、結果的、特殊的、間接的、懲戒的、または懲罰的な損害賠償について、あるいは、誤動作、遅延、データ損失、利益の喪失、節約分の喪失、サービスの中断、取引上の損失、または予想される利益の喪失によって生じるいかなる損害についても、お客様またはその関連会社に対して責任を負いません。これは、レッドハットまたはその関連会社がかかる損害発生の可能性を知らされていた場合でも同様です。
  8. 表明と保証。
    レッドハットは、その知る限りにおいては、本ソフトウェアは本ソフトウェアの損傷または破壊を目的とした不正なまたは隠されたメカニズムやコードを意図的に含んでいないことを、保証します。本第8条に明示的に規定されている場合を除き、提供される本サービスおよび本ソフトウェアは、「現状のまま」提供されるものであり、商品性、権利侵害、特定目的との適合性に関する暗示的、黙示的なあらゆる保証および契約を一切致しません。レッドハットは、本サービスまたは本ソフトウェアの使用が中断することなく行えること、規制への準拠、エラーがないことを保証せず、レッドハットはすべてのソフトウェア エラーまたはサービス プロバイダーのポータルでサービスの使用中に保存された情報が安全であることを保証するものではありません。レッドハットのサービスは、インターネットの使用や電気通信による遅延やそのほかの制限を受ける可能性があります。レッドハットはこれらの遅延や送信の不具合、またはこれらの問題の結果生じたその他の損害に対する責任を負いません。レッドハット、その関係会社、販売者、代理店、エージェント、サービスプロバイダーまたは従業員によって行われたいかなる口頭または書面による情報によっても、本書に記載された範囲を超える保証は行われません。上記免責規定の一般性を制限することなく、レッドハットの本ソフトウェアおよび本サービスは、(a) 原子力施設の計画、建設、維持、管理若しくは直接運営での使用、(b) 飛行機の航行、制御若しくは通信や武器のシステムでの使用、または (c) 直接の生命維持システムでの使用のために特に設計、製造または意図されたものではありません。お客様は、レッドハットの本ソフトウェアおよび本サービスの利用から得た結果については、お客様が全ての責任を負うことに同意します。
  9. オープンソース保証制度。
    本契約に基づきサブスクリプションサービスを購入することによりお客様は、http://www.redhat.com/rhel/details/assurance/ に掲載されているレッドハットのオープンソース保証制度に加入することができます。このオプション・プログラムに対しては、http://www.redhat.com/legal/open_source_assurance_agreement.html に掲載されている別契約の定めが適用されます。
  10. 準拠法/裁判管轄への同意。
    本契約に起因する、もしくはこれに関連する申し立て、論争または紛争は、ニューヨーク州の法律により規制されます。法律により認められる限りにおいて、国際物品売買契約に関する国連条約は、たとえ本契約に対して適用される法律において当該条約が採択されている場合であっても、本契約に対しては適用されません。本契約の有効性、理解および/または実施(違反を含む)に起因または関連する申し立て、論争または紛争は、本契約から生じる、または本契約に関連した争議は、すべてノースカロライナ州ウェイク郡の州または連邦裁判所のみにおいて決着させるものとします。本契約に起因するいかなる申し立てや提訴も、その形態にかかわらず、当事者がその原因を最初に認知した時から 1 年が経過した後は、行えないものとします。
  11. 輸出とプライバシー。
    レッドハットとお客様との関係においては、お客様によるサブスクリプションサービスの使用に関して適用される輸出法および規制を遵守することについてはお客様が全責任を負い、さらに、国際武器取引規則により規制される情報、データまたは技術をお客様によるサブスクリプションサービス利用の過程においてレッドハットへ提供しないことにお客様は同意します。輸出規制の対象となる技術データがレッドハットからお客様へ提供されることがありえます。当該技術データに関する輸出規制をお客様が遵守することについて、レッドハットは責任を負いません。お客様は、本サービス提供のために、レッドハット、その関連会社、ビジネスパートナーおよび/または下請け業者との間で情報を交換しあうことが必要となりうることを、理解および同意します。
  12. 契約条件の改訂。 レッドハットは、本契約の改訂版を https://www.redhat.com/en/about/cloud_cssa に掲載すること、お客様へ別途通知すること、および/または当該改訂版へのお客様による同意を求めることにより、いつでも本契約を改訂することができます。改訂後の契約条件は、(i) 上述のウェブに掲載された時点または (ii) 電子メールでお客様へ通知された場合はその電子メールで指定された日に、有効となります。本契約の改訂または変更が発効した日以降においてお客様が本サービスの利用を継続された場合、お客様は改訂または変更後の条件に同意したことになります。最新の本契約の契約条件を認識および確認することはお客様の責任となります。レッドハットが最後に本契約の定めを改訂または変更した日付は本契約の下部に記載されています。
  13. その他。
    1. 13.1 通知。通知は英語で行う必要があります。本契約に基づきレッドハットへ通知する場合、明確に送達確認できる方法を使って以下の所在地宛に行うものとします (送付先 :Red Hat, Inc.、宛先 :General Counsel, 100 East Davie Street, Raleigh, North Carolina 27601、電子メール:legal-notices@redhat.com ) 。翌日配達便を使った通知はその発送日の翌日に発効し、電子メールを使った通知はその発送日に発効します。
    2. 13.2 譲渡。本契約は、当事者に対して拘束力を持ち、本契約のいかなる部分も、他の個人または事業主体に対して、何らかの権利、便益、または救済を与えることはありません。レッドハットは、本契約を関連会社に対して、またはその資産または株式の全部または実質的に全部の売却にしたがって譲渡できます。
    3. 13.3 不可抗力。本契約に基づく支払いを除き、いずれの当事者も不履行または遅延が、天災、戦争、暴動、ストライキ、火災、洪水、地震、政府による制限、テロ行為または当事者が適切に制御できないその他の原因によって引き起こされている場合は相手方に対する責任を負わないものとします。
    4. 13.4 可分性。本契約のいずれかの条項が何らかの理由で無効または実施不可能とみなされるが、適切に修正されることで有効または実行可能となる場合は、これらの条項には有効で実行可能となるために必要な修正が適用されます。これらの条項を修正できない場合、当事者はこれらの無効性が本契約の他の条項の有効性に影響を与えないことに同意するものとします。ただし、第 7 条を修正して有効および実行可能とできない場合、本契約はその全体が無効と見なされます。
    5. 13.5 権利放棄。権利放棄によって不利益を被る当事者側の、権限を与えられた代表者による文書と署名がないかぎり、権利放棄は有効ではありません。
    6. 13.6 完全な合意。 本契約は、本契約の主題に対して当事者間でかわされた合意の完全な表明です。
    7. 13.7 修正。第 12 条にて定める場合を除き、本契約は修正、補足、または改変できません。ただし、本契約の両当事者により署名された、本契約を具体的に参照した文書による場合は、その限りではありません。
    8. 13.8 本ソフトウェアとそのドキュメントは、連邦調達規則(「FAR」)および国防総省調達規則(「DFARS」)にて定義する「商用品」、「商用コンピューターソフトウェア」および「コンピューターソフトウェアドキュメンテーション」に該当します。FARの 12.211および 12.212、DFARSの 227.7202-1 から 227.7202-4 まで、ならびにそれらの改訂版の定めに従い、米国政府は本契約の定めに従い本ソフトウェアおよびそのドキュメンテーションを入手します。
    9. 13.9 陪審裁判の権利放棄。適用される法律の最大限の範囲において、各当事者は本契約外または本契約に関する取引や、本契約において検討された取引において発生した訴訟手続きの陪審員による審理の権利を放棄するものとします。
    10. 13.10 日本語。本契約書に記載される日本語訳は、もっぱら便宜的なものであり、いかなる法的効力も有しないものとします。本契約は、英語で締結されており、本契約に記載された日本語訳と英語との間に相違、矛盾または不一致がある場合には、本契約に記載された英語に基づく解釈が適用され優先するものとします。